府国生第９１７号　内閣府認証　ＮＰＯ法人　猫達の幸せを守る会

猫大好きのみなさまへ

みなさま、いつもニャンコさん達に沢山の「御温情」を大変ありがとうございます。

この度、ＮＰＯ法人「猫達の幸せを守る会」としての、ホームページがリニューアルオープン致しました。

猫博がオープンしたのが２０００年３月２５日でございましたが、その時には身内にこの道に明るい者が居り手助けしてくれ、その後はここ３年の間、コムギという名人が担当していましたが、今回のこの大々的リニューアルオープンは、ある賛助会員様が強力な「猫の手」をお貸し下さり、全てはボランティア（無償の行為）作業により作成されました。

この新しいホームページには、ＮＰＯとしての最も大切な透明性を重要視致しまして、少ない「猫の手」を最大限に動かして、ご寄付金の収支、ご支援物の御報告等はもちろんですが、新しい出来事、保護活動、里親さん探し等の事柄や状況を出来るだけ早く、細かく、詳しくお伝えし、一匹でも多くの「命」が救えますように、情報を速くお届け出来るページでありたいと欲張って開設いたしました。

新しいホームページの中にずーっと以前から、私共の願望でも有りました「養い親制度」も作って頂きました。これも賛助会員様のご努力で実現致しまして、心から感謝致して居ります。

猫博には常に１００匹から１２０匹位の猫（犬は１３頭）が生活をしています。さらにその上、年間１００匹近い子猫（時には成猫も）を保護し、ミルクから育て、丈夫になってから生後２、３カ月で里親サンを探します。多くはほぼ翌年のゴールデンウィークあたり迄で里親さんを見つけ、お願いし、託すことが出来ますが、しかし、成猫の場合は、中々里親サンを見つけることが出来ず、猫博が「終の住みか」と成って居ります。

この様な成猫ちゃん達の為に、お力添え下さる方々を募集し、そのコが安心して一生を送れる様、バックアップして頂ける足長オジサン、タイガーマスクサン、猫ママ、猫パパを探して参ります。猫ばかりでは片手落ち故、１３頭の犬達にも探してあげたいと思います。

どうぞ、新しいこの「養い親制度」にもお力添えを頂きたく、よろしく御理解下さいまして、ご協力下さいますようお願い致します。

今回の東北関東地震でも多くの動物達が露頭に迷い難儀いたして居ります。避難所は人間の為ばかりです。共には入れる所が有りません。他県から細々とした手が差し伸べられている様ですが、全く十分ではありません。

先月２月２６日の県の猫ちゃん対策会議でも主張して参りましたが、公共のシェルターが絶対に必要です。命の大きさ、大切さは人間も動物も同じなんです。助ける態勢は同時進行でお願いしたいものです。

人手も資金も知恵もない千葉県に在るシェルター「猫博」は、常に収容能力を越えています。いざという時、何の手助けもして上げられないのです。今回も一匹も助けて上げることが出来ません。

どうぞみなさま、猫博の活動は日本におけるほんの片隅の小さなささやかな活動ですが、その現実を知る為には貴重な施設です。新しいホームページをご覧頂き、遠方のみなさまもどうぞ足をお運び下さり、猫達の「今」を知り、ご支援者になって頂けますようお願い申し上げます。

リニューアルされたホームページに先駆けて、昨年１０月からヤフーブログに私の猫エッセイを投稿しています。ブログがみなさまとの意見交換の場となり、ねこ達の救済活動がより進歩して、まだまだはるかに遠い「猫達の幸せ」が、早く早く近い所に来ますように、その活動の場になりますように活用して頂きたいものと願って居ります。みなさまどうぞ沢山の様々な御意見とご支援を賜れますよう、お願い申し上げます。

平成２３年４月１日

特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）

猫達の幸せを守る会

小林 幸子